半径100mの写真展

地元の見慣れた風景を懐かしむために記録するブログ

【半径100mの写真展】国重要文化財 喜多家ーA7R3 x SEL2470GMー

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こんにちは。すぎっちです。地元を撮り続ける『ジモグラファー』やってます。
そしてジモグラファー活動の一環で始めた『半径100mの写真展』。今回は北川尻一番の観光資源『喜多家』。

よく考えればこれまでしっかりと紹介することがありませんでした。私はちょくちょく訪れていますが非常に魅力的な空間。ぜひ観光客の方だけでなく近くにお住いの方も訪れて欲しい場所です。

今回の記事以外にもいろいろな写真を撮影しているので見てもらえると嬉しいです。

www.01dougajyuku.work

写真は全てソニーα7RⅲとSEL2470GMで撮影

今回のお供はソニーのミラーレスカメラα7RⅲとGMレンズのSEL2470GM
高解像度だから多少のトリミングもOKだし、高感度もそこそこなので暗い室内での撮影もOK。
本当に素晴らしいカメラ。もう一家に一台揃えて欲しい。

喜多家とは

国指定の重要文化財で加賀藩十村役を務めた喜多家。2300石余りを有した主屋は幾度も増築を繰り返された歴史ある建物。身分の違いによって4つの玄関が作られています。
約40年前まで子孫の方が実際に住まれていました。住宅街の中にありますが周囲に深い森で囲まれており非常に落ち着いた空間を感じることができます。

開館時間:(3月〜11月)9:00-16:45、(12月〜2月)9:00-15:45

アクセス:のと里山海道 米出ICから金沢方向に車で3分

駐車場:30台

入場料:大人500円、子ども200円

住所:石川県羽咋郡宝達志水町北川尻1-1

梅雨なのに雨が降らない日曜日。北陸は梅雨の真っ最中なのにほとんど雨が降りません。どうなってるんだろう。その割には曇天で青空はなかなか顔を見せない。

降るなら降る、晴れるなら晴れる。どっちかにして欲しい。

家を出る前に梅雨時の定番紫陽花をパシャり。

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紫陽花はアンダー目に撮るのにかぎります。

国道から来た時は突き当りの看板を目印に右折

のと里山海道から来た時は米出ICを降りて右折すると3分で喜多家に到着しますが、国道から来た時は看板が目印に。

国道から入ってくるところにも看板がるので間違えずに北川尻の中に入ってきてください。北川尻に入ってくると正面のカーブミラーに『喜多家』の文字が。

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ここを右折してください。

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正面に見える森が全て『喜多家』。

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正面右側に大型バスでも回転できるくらい広い駐車場があります。駐車可能台数は30台。(でもそれだけ止まっているのを見たことない。)

大型バスが複数台駐車していることはたまにありますが、駐車場には困ることはありません。

いざ入館

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なぜか入り口の写真を撮ってなかったので以前撮影したもので代用。門をくぐるとS字にうねった小道を歩いて受付へ行きます。

よく手入れされたお庭を見ながらゆっくりと歩いてください。運が良ければこの動画の中のヌコに出会えるかも。


喜多家 Country Designated Important Cultural Property KITAKE【RX100M6】

茅葺き屋根の門構え

受付をすませると正面に見えるのは茅葺き屋根の門構え。(写真にはちょっとしか写ってないけど)

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向こうに見えるのが主屋。ここから見る風景が大好きです。

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門構えから入口へと続く通路へ。

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昔はここから入れたんです。

大きな切り妻屋根の主屋

門をくぐると正面に見えるのが主屋。

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大きな切り妻屋根が特徴的です。身分の違いによって玄関を分けているので、主屋の玄関だけで4つあります。私たちは一番下の身分なので向かって一番右側の玄関から中に入ります。

お客さまを通すハレの場

身分の高い人(殿様)を通した場所。それがハレの場。

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右手が身分の高い人が座る場所。陰影の具合が素晴らしい。向こうに見えるのが喜多家の主庭園。f:id:Studiocedarv:20190707183046j:plain

庭を見る。

決して派手さはないけど落ち着きのあるお庭。喜多家の敷地はすり鉢状になっているので、庭も遠くなるほどせり上がっている形になります。

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庭の向こう側が見えないので非日常感満載。

生活がにじむ家族が暮らす場

喜多家が面白いのは40年前まで子孫の方が実際に住んでいたこと。この先からが住人の住まい。

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囲炉裏や台所も当時のまま残されています。ハレの場の明るい空間と対照的に地味な印象を受けます。

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生活空間にも中庭があって豊かな空間になっています。

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中庭に面して決して広くはない廊下が回っています。

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部屋から中庭を見るとこんな感じ。

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ハレの場もいいけど、裏方のこんな空間も素晴らしい。喜多家の面白いところはそんな表と裏が共存していること。

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室内はまるで陰翳礼讃

日本家屋のいいところは適度に暗いところ。谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』という本もありますが、『光』ではなく『陰』の部分にこそ魅力があるように思います。

そんな陰と光の共演が喜多家の面白いところ。天井の光の反射とかがまさにこれ。

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喜多家の室内ベストフォトスポットの一つ。

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畳のテクスチュアと陰の共演、ですね。こんな感じの好き^^

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毎日の生活に使うツボも陰影にかかるとこの通り。

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その他の写真

これら以外にもたくさんの写真が撮れました^^

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何かが隠れているのわかります?

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撮影機材はこれ

今回撮影に使ったのはソニーのミラーレスカメラα7RⅲとレンズSEL2470GM!この組み合わせは最強のベストコンビ。オールマイティーでどんなシチュエーションでも撮影できます。この組み合わせに出会えてよかったと思います。

 

α7Rⅲについてはこちらの記事を読んでください。

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最後に

喜多家はなんども訪れていますし私のブログでも何回か登場しています。

しかし今回は朝一でお邪魔したので他の来館者の方もいなくて1人でじっくり撮影することができました。私にできる範囲で喜多家の魅力をお伝えできたのではないかと思います。

この他に動画も撮影しているので時間が許せばそのうち動画をまとめてアップしたいと思います。住民自体が『何にもない』と思っているかもしれないけど北川尻には『喜多家』があることをお忘れなく^^

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