こんにちは。すぎっち(@cedar_studio)です。地元を撮り続ける『ジモグラファー』やってます。
久しぶりに地元に帰ってきたので四季を通じて撮影している喜多家へ行ってきました。紅葉の季節もいいけど新緑の若緑に包まれた喜多家も最高でした。
ジモグラファーって?
ジモグラファーは『地元』+『フォトグラファー』の造語。地元を撮り続けるフォトグラファーの意味です。
ジモグラファーに関する詳しい内容はこちらから。
今回の記事以外にもいろいろな写真を撮影しているので見てもらえると嬉しいです。
新緑の喜多家
喜多家はこれまでも何回も撮影して半径100mの写真展にも何度も登場しています。四季折々の表情を見せてくれるので毎回楽しみにしています。
時間の経過とともに写真の撮り方も変わってきています。だからこそ同じ場所でも撮り続けることが大事なんだなと再認識。
朝、空気中のチリを洗い流すように振った雨も止んだ9時。開館と同時に喜多家に入りました。
アプローチも相変わらずしっかりと手入れがされていて気持ちいい。新緑の若緑に溢れています。
受付して入館へ。ちなみに入場券は大人500円。受付の人と話をしていたらこのブログを見てくれているとのこと。そんな言葉がとても嬉しい。
茅葺き屋根の門をくぐると前庭へ。ツツジはもう少し先が見頃なのかな?
毎回言っているかもしれませんが喜多家を撮影するなら絶対に開館と同時がいいです。建物内に照明が点灯される前に撮りたいアングルで写真を撮った方がいいですね。照明器具の灯りが入るとちょっと不自然な感じになってしまう。
もちろん観光施設なので照明がないと暗くて見て回れないのは十分わかっていますが、喜多家の本来の良さは障子越しに朝の日差しが差し込む時間帯なので。次は受付の人にわがまま言って照明つけるのを待ってもらおう。
今回は照明がつく前に撮れたのはこの一枚だけ。でも影の中で黒光りする柱とかなんとも言えない風合いがないですか?
開口の向こうに見える緑、畳の目を泳ぐ光、室内の奥へ行くほど濃くなる影。これぞ日本建築って感じがします。雨上がりの曇天だったので特に緑が映えますね。
この畳の廊下が大好きで何度も同じアングルで撮りますが無問題。
日本建築の良さは『抜け感』にあると思っていますが、喜多家でもしっかりと味わうことができます。いわゆる民家と呼ばれる日本建築と違って抜け感がる建物は、桂離宮と同じように格が高い建物の証だと個人的に認識しています。
もう一つのメインアングルがこちら。宝達志水町のHPにある喜多家の写真がイマイチなので代わりに撮ってあげたい気持ち。
裏には以前住宅に使われていた部分もあり見学することができます。
敷地内には資料館も併設されていて所蔵の資料をみることができます。大きなガラスの窓から見る緑がとても気持ちいいので特に夏場は見学後にこちらで休憩することをお勧めします。
そして敷地内の緑も見頃。紅葉や苔など様々な植物を楽しむことができます。
半径100mの写真展は、現在名古屋で単身赴任している私が帰省した時に撮影しアップしている記事になります。
更新頻度は低くなってしまいますが季節ごとの風景をお届けできればと思っているのでこれからも続けていきたいと思います。引き続き応援してもらえると嬉しいです。
過去の喜多家の写真を見返すと稚拙だなと感じる部分とこんなの撮れたんだって過去の自分を見直すことができたりと新鮮でした。そろそろ四季の喜多家が揃ってきたのでタイミングを見計らって喜多家の写真展でもしようかしら。
撮影機材
ハッセルブラッドの907X 50Cで撮影しました。下記のX1D Ⅱと同じセンサーが使われている907X 50C。
最後に
10年後にもう一度見返したくなる風景を撮り続けたいです。