こんにちは。すぎっち(@cedar_studio)です。地元を撮り続ける『ジモグラファー』そして夕日を撮る『かたわれどきフォトグラファー』やってます。
気がつけばもう3月。2月ってありましたっけ?ってなくらいにあっという間に過ぎていきました。ほんと歳を取ると時間が過ぎるのが早い。アインシュタインが見つけた一般相対性理論って光の速度に近づけば近づくほど時間が流れるのが遅くなるって言ってたので、多分自分の動きがどんどん遅くなってて、そのせいで時間が早く流れているんだと思うようにします。
ジモグラファーって?
ジモグラファーは『地元』+『フォトグラファー』の造語。地元を撮り続けるフォトグラファーの意味です。
ジモグラファーに関する詳しい内容はこちらから。
今回の記事以外にもいろいろな写真を撮影しているので見てもらえると嬉しいです。
名古屋へ戻る日の夕方
元旦の災害があって、いろんな予定が変更になった今年の正月。これからの新しい取り組みとして予定してたあんなことやこんなことが全て一瞬でなくなりました。もちろん災害復旧が最優先して進めるべきだし、正月から断水もしていたので致し方なし。そんな中、名古屋の会社の人たちも配慮してくれて、当初予定よりも長く実家で在宅できることになりました。ありがとうございます。とはいえ自分が参加する必要がある打ち合わせをどうしてもリスケすることができず途中で名古屋へ移動することに。そんな名古屋へ帰る日の夕方、名残惜しそうにもう一度カメラを持ってぶらぶらしてきました。
地元に住んでると全く気にもならないような風景。それもどこか懐かしく思う。手入れされている田畑や植えられたネギ、下草が処理された林、それは少なくともボクが住んでる名古屋中心部では見ることはできない景色。
北川尻もどんどん空き家が増えていて、ここも数年前は住民が住んでいたけど入退院を繰り返しているうちに家には住まなくなってしまって今は空き家状態。そんな家が区内のあちこちに。オセロのようにどんどん空き家のエリアが増えていく。
この「半径100mの写真展」ブログを運営するにあたり、できるだけたくさんの写真を掲載したいけど、記事全体が間延びしてしまってどうしても写真を厳選せざるを得ないってのが悩み。横並びにするとスマホで見たときに小さくなり過ぎたりして、どうするのが一番いいのか結論出ず。ただ数十年後にこの写真達を懐かしく思える日が来るんだと思って時々だけど更新するようにしてる。
前田川を渡り宝達山の方に向かって歩く。日はどんどん傾いて世界がオレンジ色に染まっていく。夕日をバックに七尾線の電車を撮ろうと思って時刻表を調べると、七尾線が止まっていることを再認識。日常風景の一部が突然なくなってしまうってこんな喪失感があるんだね。この時期の田舎は枯れた草しか撮るものがないけれど、それはそれでいいんだな、って思う。
今回の使ったレンズはカールツァイスのプラナー50mmF1.4。ヤシカコンタックスマウントのいわゆるオールドレンズと呼ばれるもの。とても優秀なレンズできれいなボケと切れのいい描写が売り。そんなレンズ性能を遺憾なく発揮してもらうために基本は開放でしか撮らない。もっと写真が上手い人は1段分絞って撮ったりもするんだろうけど、アマチュア写真家なので本人が一番気持ちい撮り方で撮るのが正解!と思ってる。
撮影機材
ソニーα7SとCONTAXプラナー50mmF1.4で撮影しました。
最後に
10年後にもう一度見返したくなる風景を撮り続けたいです。