半径100mの写真展

地元の見慣れた風景を懐かしむために記録するブログ

いつもの景色 - Leica M10 -【半径100mの写真展】

Body:Leica M10 Lens:Voightlanther ULTRON 35mm F2

こんにちは。すぎっち(@cedar_studio)です。地元を撮り続ける『ジモグラファー』そして夕日を撮る『かたわれどきフォトグラファー』やってます。

なかなか地元に帰ることができない2023年。母校の同窓会理事会に参加するために戻ってきた週末、夕方の千里浜なぎさドライブウェイに行っていつもの景色を堪能してきました。

ジモグラファーって?

ジモグラファーは『地元』+『フォトグラファー』の造語。地元を撮り続けるフォトグラファーの意味です。
ジモグラファーに関する詳しい内容はこちらから。

www.01dougajyuku.work

今回の記事以外にもいろいろな写真を撮影しているので見てもらえると嬉しいです。

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いつもの景色、でもかけがえのない景色

ボクは「かたわれどきフォトグラファー」と名乗ってるくらい夕暮れ時の時間帯が好きで夕日を撮るためによく海に行きます。

これだけたくさん海に出かけていると「いつか見た景色」に出会うこともあります。日が沈む前の気温や雲の状況から「こんな感じの夕焼けになるかなぁ」とか想像したりもある程度はできます。

それでもやっぱり夕日を眺めに海に来たくなるし、ついつい同じような写真もたくさん撮ってしまいます^^;

 

この日は水平線側に少し雲があってうまく雲に夕陽が乗っかったらいい感じになるかもと期待してました。

Body:Leica M10 Lens:Voightlanther ULTRON 35mm F2

 

今回撮影したのは出浜の集落を抜けた先にある場所。ここは高台になっているのでいろんな角度から海を楽しめるのでおすすめな場所。特に太陽の位置によって海の表面の色がどんどん変わっていくので、より楽しみたいなら高台から眺めるのがいいです。

 

波による浸食で崩れていた海への乗り入れ口もきれいに舗装されて道路の幅も広くなってました。

Body:Leica M10 Lens:Voightlanther ULTRON 35mm F2

 

夕日を楽しみたいなら日没時間の20分前くらいに来るのがおすすめ。太陽は1時間に15度ずつ動きますが意外と15度って高い位置なので、まだ夕方と呼べる景色じゃないかも。

Body:Leica M10 Lens:Voightlanther ULTRON 35mm F2

 

ところどころ波間にできている水たまりを使えばこんな感じのリフレクションも撮れます。

Body:Leica M10 Lens:Voightlanther ULTRON 35mm F2

 

もちろん千里浜なぎさドライブウェイは車も走ることができるので写真を撮ることに夢中になって車に轢かれないように気をつけましょう。

Body:Leica M10 Lens:Voightlanther ULTRON 35mm F2

 

ちょうど夕陽が沈む時間はいろんな人が海を眺めています。静かに太陽が海の向こうに沈んで行く時間を楽しんでます。

Body:Leica M10 Lens:Voightlanther ULTRON 35mm F2

 

今回は運良く水平線に太陽が沈む瞬間を楽しむことができました。多少天候や雲の状況に左右はされますが、基本的には毎日こんな風景を見ることができます。
でも地元の人で見にきているのはごく一部なんじゃないかな。過疎化を憂いてまちおこしの必要性を感じているなら、我が町の素晴らしい風景をもう一度体験してみませんか?
日の入りを見てから町内の飲食店で晩御飯食べて帰れば一石二鳥。

Body:Leica M10 Lens:Voightlanther ULTRON 35mm F2

 

空から光の筋が伸びてくることを「天使のはしご」と言いますが、日の入り後は天使のはしごが空に向かって伸びることがあります。

Body:Leica M10 Lens:Voightlanther ULTRON 35mm F2

 

高台から眺めるのもいいけど、時には波打ち際に降りてきてはどうですか?同じリズムで寄せては返す波だと思ったら、意外と毎回違う速度や大きさで打ち寄せてくる波を見ているのも楽しいもの。

Body:Leica M10 Lens:Voightlanther ULTRON 35mm F2

Body:Leica M10 Lens:Voightlanther ULTRON 35mm F2

 

どうしても水平線に向かって太陽が沈むのでそちらに目が向いてしまいますが、金沢方面や能登方面を見ても面白い景色が広がります。オレンジからブルーにグラデーションで変わっていく空。昼と夜の間を見ているみたい。

Body:Leica M10 Lens:Voightlanther ULTRON 35mm F2

Body:Leica M10 Lens:Voightlanther ULTRON 35mm F2

 

そして日の入り時刻から30分頃までが一番いい時間帯だと思います。日が沈むと同時にみんないなくなって静かになった海。少しずつ濃くなっていく青。周りの景色に反して光り輝く水面。全てが愛おしい。

Body:Leica M10 Lens:Voightlanther ULTRON 35mm F2

Body:Leica M10 Lens:Voightlanther ULTRON 35mm F2

 

今回は動画も撮影していました。BGMもつけて作業用動画として使えるように編集しています。見ていただくとわかりますが時間と共に海の色が変わっています。

Body:Leica M10 Lens:Voightlanther ULTRON 35mm F2

 

今ボクは名古屋に住んでいるのでこの景色を楽しめる機会は限られています。だからこそこんな素晴らしいところに住んでいながら、この景色を見ずに過ごしている多くの地元民の方にもっと夕暮れの時間を体験して欲しいんです。

Body:Leica M10 Lens:Voightlanther ULTRON 35mm F2

 

遠く離れているからこそ地元の良さがわかることがあります。年に数回しか地元に帰ることができないボクは、多分地元に住んでいた数年前よりもさらに地元愛が高まっています。

地元のイベントにもなかなか顔を出せませんが、地元ラブな人間がここにいるってことを忘れないで欲しいです。

 

撮影機材

ライカM10とフォクトレンダーのULTRON 35mm F2で撮影しました。

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最後に

10年後にもう一度見返したくなる風景を撮り続けたいです。

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